さっそくですが、【アスペクト比計算ツール】をご紹介します。基準サイズを入れるだけで、各比率を即座に算出できます。
Webデザインやバナー制作で、こんな経験はありませんか?
- 画像を差し替えたら、想定していない位置が見切れてしまった
- スマホで見ると、なぜか間延びして見える
- 「整っていない気がする」けど、理由が説明できない
- 黄金比って聞くけど、結局いつ使えばいいのかわからない
もし一つでも当てはまるなら、原因はほぼ「比率(アスペクト比)」です。
Webデザインにおいて、サイズやレイアウトを感覚だけで決めるのは再現性がありません。
一方、プロの現場では「比率」という共通言語を使って判断します。
私は長年Web制作に携わる中で、「成果が出るサイト」と「なぜか伝わらないサイト」の違いを数多く見てきました。
その差は、フォントでも色でもなく、比率への意識にあると断言できます。
この記事では、
- 迷わず決めるための計算ツール
- Webで必須の定番アスペクト比
- 美しさを生む黄金比・白銀比の考え方
- CSSでの実装方法
をまとめて解説します。
「なぜこのサイズなのか」を説明できるデザインへ。その第一歩を、ここから始めましょう。
目次
「アスペクト比」と「黄金比」は何が違う?
まずは用語を整理します。ここを混同すると、すべてが曖昧になります。
結論から言うと役割が違います。
- アスペクト比:枠の形(横:縦)
- 黄金比・白銀比:人が心地よいと感じやすい比率のパターン
つまり、アスペクト比という「器」を決めるときに、黄金比や白銀比という「美しい分割ルール」を使うこれがWebデザインにおける基本構造です。
なぜ比率が重要なのか?
人は無意識に「整っている/違和感がある」を瞬時に判断しています。
適当な比率は、説明できない不安感を生みます。
逆に、よく使われてきた比率は
- 見やすい
- 信頼できそう
- プロっぽい
という印象を意識されないレベルで与えます。これはCV・滞在時間にも確実に影響します。
これだけ覚えればOK!Web定番アスペクト比5選
1 : 1(スクエア)
用途:Instagram / 商品一覧 / アイコン
最も安定した比率。一覧表示やEC商品画像など、統一感が重要な場面で最強です。
16 : 9(ワイド)
用途:YouTube / ヒーロー画像 / 動画
動画・PCモニターの標準比率。ファーストビューで情報量とインパクトを両立できます。
4 : 3(スタンダード)
用途:ブログアイキャッチ / カードUI
16:9より縦に余裕があり、テキストと組み合わせやすい比率です。
3 : 2(クラシック)
用途:写真 / ポートフォリオ
カメラの標準比率。黄金比(1.618)に近く、写真が自然に見えるのが特徴。
2 : 1(横長)
用途:セクション区切り / バナー
横方向の広がりを出しつつ、高さを抑えたいときに便利。Webページの流れを邪魔しません。
デザインを一段上げる「貴金属比」
1 : 1.618(黄金比)
印象:調和・自然・王道
迷ったらこれ。メインとサブの分割、FV構成に使うと失敗しません。
1 : 1.414(白銀比/大和比)
印象:親しみ・堅実・日本的
A4用紙と同じ比率。日本向けサービス・信頼感重視のサイトと相性抜群。
1 : 2.414(第2白銀比)
印象:装飾的・コントラスト強
Webでは
- 見出しと本文のサイズ比
- UIのメリハリ
に使うのがおすすめ。
1 : 1.732(白金比)
印象:先進的・幾何学
アイソメトリック表現やIT系サイト向け。「理屈っぽくかっこいい」比率です。
CSS実装はaspect-ratio一択
.img-golden { width: 100%; aspect-ratio: 1 / 1.618; object-fit: cover;
}これだけでOK。レスポンシブでも比率は崩れません。
まとめ:比率は「デザインの判断軸」
比率は装飾ではありません。判断を速くし、迷いを減らすための武器です。
- 迷ったら黄金比
- 日本向けなら白銀比
- 動画・FVなら16:9
「なんとなく」を卒業した瞬間、あなたのデザインは確実に一段上に進みます。

